〜Aviation sometimes Railway 〜 航空・時々鉄道

航空や鉄道を中心とした乗り物系の話題や、「迷航空会社列伝」「東海道交通戦争」などの動画の補足説明などを中心に書いていきます。

ANA442便(福岡〜中部)搭乗記 〜プロペラ機の乗り心地は?〜


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福岡空港に戻り、帰りの飛行機に乗る時間が来ました。普通なら福岡〜小松線か羽田経由で富山に向かうところなのですが、押さえていた格安料金での予約を決済忘れで流すと言う痛恨のミスを犯してしまいました。

急遽貯めていたマイルを使って特典航空券を探しましたが、福岡〜小松線は既に満席、羽田経由だとマイルを2区間分使う事になるので無理。結局、福岡〜中部線で特典航空券を取り、名古屋から高速バスで富山に戻る事にしました。

 

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今回乗るのはANA442便、機材はボンバルディアダッシュ8-400です。もっとも、ボンバルディアはダッシュ8事業をカナダのバイキングエアに売却し、名前も「デ・ハビランドカナダDHC-8-400」になりましたが、ANAでは今のところ名前はそのままです。

 

 ↓プロペラ機に関してはこちらの記事も参考にして下さい。

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となりのゲートの鹿児島行きJAC便とほぼ同じ時間に搭乗開始です。と言っても両方ともバス移動ですが。

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これで鹿児島まで行くのか(違)
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バスに揺られる事数分、搭乗する飛行機が見えて来ました。ジェット機に比べるとやはり小さいですね。
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機内に入りました。小型のプロペラ機なので機内は広いとは言えません。一時間ちょっとくらいなら問題ないと思いますが、長距離路線でこの機材は勘弁かな。

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座席もそれほど余裕があるとは言えません。窓側席は機体の形状の関係もあって足元は狭まり、多少圧迫感を感じます。片足を狭め、若干内股気味にするように座る、と言えば分かって頂けるでしょうか。景色を重視しない方なら通路側の方が快適に過ごせると思います。
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ちなみに座席はプロペラのすぐ隣。この席の方が回るプロペラを見られて臨場感があるかと思ったのですが、後に少し後悔する事に・・・
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そして飛行機は福岡空港の離着陸の順番待ちで多少待たされた後に離陸。離陸時は最大出力を出す為か、相当なエンジン音が響きます。これ、ひょっとしたらジェット機よりも音が大きいかも・・・

しかしその騒音も離陸後しばらくしてまで。ある程度高度が上がると騒音は小さくなり、ジェット機よりも上昇は緩やかなので存分に景色を堪能する事ができました。

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飛行機は瀬戸内海→和歌山沖→紀伊半島→志摩半島→長島近辺→中部空港というルートで飛行しました。ジェット機よりも低い高度を飛ぶ為、雲に遮られる事なく景色を眺められます。離陸時はプロペラ近くの席を取った事を後悔しましたが、巡航高度にさえ入れば快適そのもの。プロペラから離れた席を選べば騒音も少なくなるので、景色狙いの方は前方か後方の窓側席をオススメします。
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ちなみに、ダッシュ8の難点はオーディオサービスがない事。また、機内モニターもない為機内安全ビデオもなく、CAさんのアナウンスとデモンストレーションになります。まあ、今のご時世こちらの方が珍しくはありますので、これはこれでいいですがw

 

やがて機体は高度を下げ、石油備蓄基地や工業地帯が見えてくると中部空港到着。到着後は再びバスでターミナルに移動しましたが、CAさんがドアから手を振って見送ってくれたのが印象的でした。プロペラ機は小さい分、乗客と乗務員さんの距離が近い気がします。物理的にも心理的にも。

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と言うわけで久しぶりにプロペラ機に乗った感想ですが、乗り心地はジェット機と遜色はないという思いには変わりありません。ただ、やはりプロペラ機の弱点は随所に見られるなと感じました。

まず機内は広くて快適、とはやはり言えません。サービスに関してもジェット機より減りますし、機内持ち込み可能な手荷物も一回り小さくなります。振動に関しても機体が小さい分、ジェット機よりは目立ちました。搭乗に関してもボーディングブリッジ使用がしづらい分、バス移動になる確率は高いです。

それでもプロペラ機を選ぶメリットもあります。まずジェット機よりも低空を飛ぶ為景色はいいです。小さい機体なので座席は必ず窓側か通路側となり、真ん中の席になる事はまずありません。また、機体が小さくなる分運行頻度は上がるので、結果的に本数が増えて便利にもなっています。直接的なメリットは少ないかも知れませんが、運行経費の安いプロペラ機を飛ばす事で増便や路線維持と言う、目には見えないサービスを提供している、と言うのがプロペラ機最大のサービスなのではないかと思います。

 

確かにプロペラ機はジェット機と比べると劣っている点は少なくありません。しかしプロペラ機のおかげで利便性が維持されている路線も少なからずあり、特に離島ではプロペラ機が島の生命線ともなっています。昔に比べたらジェット機とプロペラ機の格差も縮まっており、RACのダッシュ8貨客混載形のようにジェット機よりも足元が広いプロペラ機も存在します。JACのATRも革張りシートで乗り心地は良さそうなので、いつか乗ってみたいですね。

 

中部空港に着いた後は名鉄で名古屋駅まで移動、そこから高岡行きの高速バスに乗り換えました。

 

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ANA316便(富山〜羽田)搭乗記 〜新幹線があるのに敢えて空路を使う理由〜

8月31日、JALのA350搭乗の前日に東京入りしましたが、いつも通り空路で向かいました。新幹線が開通した今、東京への移動に空路を使いまくる人間なんてそう多くはないでしょうねw

 

↓この旅最大の目的はこちら

 

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今回は富山発の2便目、9:35発のANA316便を利用しました。現在、富山〜羽田線は通常はボーイング737-800、夏場の一部の便はエアバスA321が就航していますが、ANAは需要に応じてこまめに機材変更を行っており、昨年まで1往復だけ飛んでいたボーイング767や、新幹線開業までは頻繁に飛んでいたボーイング777や787もたまに機材変更で富山に飛来します。この日の316便も767での運航でした。

 

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この日のシップはJA611A。2003年製造の機体で元々は国際線用のER型でしたが、昨年ドメ転(国内線転用)したようです。この先も国際線用767のドメ転→古い767の砂漠送りが続くと思いますが、そのうちウイングレット付きの詫び767もドメ転するんでしょうか?
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さて、話は変わりますが、私は北陸新幹線開業以降、東京への移動は極力飛行機を利用しています。北陸新幹線が開業し、富山〜東京が2時間ちょっとで結ばれた今、敢えて飛行機を選択する方は少数派だと思いますが、それでも私が飛行機を選択し続ける理由をお話ししたいと思います。

 

理由1.マイルのため

新幹線で往復してもマイルを貯められるのはANAカード決済のポイント分のみ。一方の飛行機はANA valueやsuper valueだと富山ー羽田間の基本マイルは132マイル。これに加えANAカード決済だと10%の加算マイルがつく他、100円ごとに1マイルのボーナスマイルが加算されます。もちろんポイントも別に付きますので、値段にもよりますがトータルすると富山〜羽田を片道乗るだけで概ね300〜400マイルが貰える計算になります。

これに加えてANA系列の店舗で買い物をすれば100円か200円に1マイルの割合でボーナスマイルが付きますので、飛行機以外でもマイルが貰えるチャンスがあるのが嬉しいところ。マイルを貯めない人には分からない理屈ですが、貯めてる人間は一度「マイル輪廻」にはまってしまうと容易には抜け出せないんです・・・

 

理由2.駐車場が無料

富山空港の魅力の一つが「広大な無料駐車場」1000台以上停められる駐車場は車社会の富山県では新幹線に対する優位性の一つです。

一方の新幹線は富山駅と新高岡駅に「パークアンドライド」サービスがありますが、富山駅は事前予約制の上に24時間毎に1000円かかりますし、新高岡駅も開業当初は無料だったのが現在は有料と、お金がかかります。特に富山市南部や砺波地区など、車移動が主流の地域にとっては駐車場が有料か無料かは心理的な抵抗感は違うのではないでしょうか。

 

理由3.単純に飛行機に乗りたい

まあ、これに関しては好みの問題ですよね。しかしこれは次の理由に繋がるものでもあります。

 

理由4.乗らないと富山空港が無くなるから

ある意味これが私が空路を使う最大の理由です。富山空港の国内線は羽田線以外では札幌しかなく、国際線はソウル、上海、大連、台北がありますが、いずれもハンドリング業務はANAに委託しています。

もし羽田線がなくなると残りは札幌1往復しかなく、正直利用率も良くないので羽田線と同時に辞めてしまうかもしれません。さらにANAが撤退してしまうとハンドリング業務を委託していた国際線も維持できず撤退、となってしまいます。つまり、羽田線が無くなるのは富山空港から航空路線が消滅しかねない死活問題であり、富山県が羽田線の利用促進に躍起になっている理由でもあります。

北陸新幹線は黙っていても利用者はたくさんいますが、富山〜羽田線は意識して使わないと消滅しかねないので、私は極力空路を使っている、と言うわけです。羽田線に限って言えば空路も新幹線と遜色ない料金ですし、朝や夕方の利用しやすい時間帯に飛んでいるので、今はまだ空路の利便性は高い方だと思います。

しかしそれも利用率が悪ければ減便され兼ねませんし、利便性低下は更なる減便や、最悪空路廃止にも繋がります。羽田国際化で国内だけでなく海外へも行けるようになった今、羽田路線廃止はその利便性を奪う事になりますので、極力維持してほしいですし、その為には出来るだけ空路を使って行きたいなと思います。


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ほぼ定刻通りにANA316便は羽田空港に到着しました。10月1日からは京急の値下げで羽田からのアクセスは更に便利になるでしょう。新幹線の方が便利なのは言うまでもありませんが、それでも富山にも空路は必要だと思います。その空路を残す為に私達ができるのはやはり「乗る事」ではないのかなと思います。

 

↓この後の行程はこちら

 

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JALのA350の羽田発就航2便目(JAL329便)搭乗記

2019年9月1日、JALの新機材、エアバスA350-900の就航日を迎えました。私も以前の記事でも言った通り、18:10発のJAL329便、羽田発の就航2便目に乗って来ました。初便じゃないのは残念でしたが、2便目も2便目で就航初日特有の高揚した雰囲気を感じることができました。まあ2便目のレポやる人なんてそうはいないと思うのでこれはこれで貴重な記録になると思います。

 

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手荷物預かり待ちの時に対応してくれた係の方が便名を見て「A350ですか!今日就航なんですよ!」と反応してくれました。やはりJAL社内でも今日は特別な日みたいですね。

 

さて、通常初便就航のセレモニーは搭乗ゲート前でやるのが一般的ですが、今回は第1ターミナルの中央のホールでも10時から行われました。おかげで初便の予約に失敗した私もセレモニーを見る事ができました。ご一緒したムーンライト備後さんありがとうございました。

ちなみに初便のフライトにはご一緒したムーンライト備後さんが登場したほか、人気YouTuberのスーツさんやおのださんなど、錚々たるメンバーが乗っていたようです。こっちの便が取れてたらワンチャン声かけるチャンスがあったかも・・・


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ムーンライト備後さんと別れた後、搭乗便まで時間があったので一旦羽田空港を離れ、動画素材用に東急の撮影に勤しんだり、神保町で何か資料になりそうな本がないか物色してたりしました。

 

・・・もはや一種の職業病ですねw

 

その後16時過ぎに羽田空港に戻りました。「是非お会いしたい」と言って下さった®️さんと待ち合わせだったのですが、ここでスマホの充電を切らすと言う失態を犯し、泣く泣く乾電池式の充電器を買う羽目に。コインロッカーの施錠も航空券もスマホで済ませていたのでスマホの電源が切れる=詰み、と言う状態だったんです・・・おかげで®️さんをお待たせしてしまう事に。®️さん、その節は大変失礼しました。またお土産も頂きありがとうございました。

 

 

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さて、®️さんとしばしお話した後制限エリアへ。いつも乗る富山便は端の搭乗口か下手したらバスラウンジなのですが、今回は保安検査場を出てすぐの9番ゲートでした。流石幹線&最新鋭機は扱いが違うw

 

そしてゲートで遂にA350とご対面!

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流石に初便ほどではないですが、明らかにこれ狙いだった人が多数カメラを構えたり、初便担当のパイロットさんと記念撮影したり、2便目のクルーの方が総出で乗客に挨拶したりと、就航初日の独特のテンションを感じることができました。東京には昨日入ったのですが、そこかしこでA350の広告を見ることができ、JALがこの機体に社運をかけている事がよく分かります。

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定刻では18:10出発だったのですが、前の便の遅れで18:30発に変更。まあ慣れない機材で初日で満席、しかも機内を見回してなかなか席に着かない人も多かったと思いますのでこれは仕方ないなと思います。実際、私が乗った2便目もなかなか列が進みませんでしたし。

ああ、そう言えば普段は十数人程度の優先搭乗がこの便では5〜60人くらいいました。そこまでいたら優先搭乗の意味ないやん・・・どれだけ解脱者がいたんだか。

 

そして機内に入りました。新造機だけあって機内はいわゆる「新車の匂い」がして否応にも新しい飛行機に乗るんだとテンションが上がります。座席は普通席ですが、座面は革張り、背面は布中心で座り心地はいいです。背面も革だと背中がズルズルと滑るのでこの組み合わせは良く考えてあるなと思いました。薄型シートなので足元にも余裕があり、短時間なら苦にならないレベルです。

また、背面には可動式の枕も付いており、これも快適性向上に一役買っています。北陸新幹線などでもこの手の枕はありますが、これがあるとないとでは快適性が違うんですよね。

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そしてA350の大きな特徴の一つが全席シートモニター。国内線ではJASの777が最初でANAにもA321の例がありますが、JALの方は機外カメラ装備という「飛び道具」があります。これは前輪と尾翼部分に取り付けられた機外カメラの映像をモニターに映し出すと言うもの。国際線機材では他にもあったと思いますが、恐らく国内線機材では初めての試みではないかと思います。

 

※当初「ANAのA321が最初」と書きましたが、ツイッターでご指摘を受けて調べた結果、JASの777で全席シートモニターを採用していました。訂正の上お詫び申し上げます。


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夜間飛行と言うこともあって巡航中は真っ暗でしたが、離着陸時は滑走路の光や都市の夜景が映し出され、幻想的な光景をモニター越しに楽しむことができます。A350のような大型機だと窓側の席に当たる確率は2割台と低いですが、この機外モニターがあれば景色を楽しめない不満はいくらか和らぐのではないでしょうか。個人的にはこの機内モニターがあるだけでも積極的にA350に乗りたいと思ってしまいます。

 

ただ、ちょっと残念だったのが機内WiFiの調子が悪く使う事が出来なかった事。機内アナウンスでもその旨お詫びがありましたが、折角の新機材ですしこの点に関しては早急に改善して欲しいところですね。

 

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飲み物はコンソメスープと迷いましたが「スカイタイム キウイ」を選択。スッキリした飲み心地とキウイの甘みと酸味が効いてて美味しかったです。うどんですかいやラウンジのビーフカレーもですが、JALって結構オリジナル商品に力を入れていますよね。これもJALのヘビーユーザー確保に一役買っていると思います。

 

 

2便目なので初便のような記念品はありませんでしたが、今日が初日である事を意識してか、機長のアナウンスはA350が今日から就航した事に触れ、静かさや軽量化を図ってCO2を削減し、環境に優しい飛行機とA350の紹介をしていました。

また、到着時のチーフパーサーのアナウンスもA350を「JALの全社員の想いを込めた新しいフラッグシップ」と表現し、型通りの言葉ではない、A350に対するJAL社員の想いを代弁したかのようでした。これだけでもJALがA350に力を入れ、並々ならぬ想いで仕上げて来たのだなと言う事が伝わって来ます。無理してでも初日に乗ってその想いに少しでも触れる事が出来て本当に良かったです。

思えば荷物預けの時に気さくに話しかけてくれた係りの方や搭乗前に一斉に挨拶するクルー、記念撮影に気さくに応じるパイロットや植木会長の姿を見て、「本当にJALは変わったんだな」と思いました。ANAと比べても本当に気さくでフレンドリー、それでいてプロとしての一線はしっかり守っている。ひょっとしたらかつてのJASのクルーもこんな感じだったんでしょうか。改めて稲盛和夫氏の改革の凄さを垣間見る事ができました。

 

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そして20時30分頃、JAL329便は定刻より30分遅れで福岡空港に到着。機内では那覇行きの乗り継ぎの他に羽田行きの乗り継ぎ案内もしていました。

・・・つまり福岡には泊まらず、そのまま羽田に引き返す人が一定数いるって事ですね。この界隈ではよくある事です。明日は仕事と言う方も多いでしょうし。

私は今日中に富山に戻る術はもうないので大人しく休み取って福岡に一泊しました。まあ、もし初便だったら私も同じように羽田に引き返して富山行きに乗るか、小松行きの飛行機に乗ってその日のうちに富山に戻ろうとしてたと思いますので人の事は言えませんが・・・話は前後しますが、今回の旅行ではA350以外にも色々ブログのネタを仕入れましたので、順次書いていきたいと思います。

 

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JALのA350、9月1日の就航が正式決定。当日乗りに行きます(2便目だけど)

新年度がスタートした4月1日に新元号「令和」が発表され、来月の改元に向け世間はお祝いムードですね。737MAXの事故の件で進展がありましたが、当ブログも新年度一発目の記事くらいは明るい話題で行きたいと思います。

 

4月4日、日本航空(JAL)は9月に投入予定の新型機「エアバスA350-900」を9月1日から羽田~福岡線で就航させると発表しました。記念すべき初便は羽田12時10分発のJAL317便で、就航初日は羽田~福岡間を2往復運航、翌2日からは3往復する計画です。

また、初期導入の3機は機体後方に「AIRBUS A350」の文字を入れた特別塗装機となり、初号機はレッド、2号機はシルバー、3号機は緑になる予定。機内設備もJAL国内線初の全席シートモニターやコンセントを標準装備し、コンセントやUSBポートも設置、シートのインテリアも全面刷新するなどかなりガラッと変わりそうですね。新シートなど客室仕様の詳細は6月に発表される予定で、9月の就航に向けていい意味でJALさんは焦らしてくれそうです。JALのA350就航は5月24日に就航予定のANAのA380に続く新型機就航の大きな話題になりそうです。

 


www.aviationwire.jp

 

www.jal.co.jp

 

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画像は同じアライアンスのA350で代用w

 

さて、気になる初便の予約状況ですが、発表日の20時過ぎにJALのサイトを確認したら既に初便は羽田発も福岡発も満席でした。さらに福岡発の2便目も満席で、辛うじて羽田発の2便目は空いていましたがクラスJは既に満席でした。しかし、これを予約すれば「就航初日にA350に乗れる」貴重な機会・・・

 

指が急ぎました(笑)

 

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はい、取ってしまいましたA350の羽田2便目。

考えてみたら就航初日めがけて乗るなんてこと、飛行機に限らずやったことはないんですが、JALのA350は初の自社発注エアバス機という、JALの歴史上では一大イベント。ANAのA380は長距離国際線だから初便狙いなんてスケジュール的にも金銭的にも無理ですが、国内線なら何とかなりますし、こんな歴史的な機会はそうそうないと思い、思い切って予約することにしました。初便まではまだ5か月近くありますが、今から楽しみです。

それはそうと、予約を取った2便目の福岡空港到着は20時なので、その日のうちに富山に戻るのは不可能です。月曜は当然仕事なので、最低でも半日は休みを取らないと・・・それがちょっと不安要素です。

 

ちなみに初便の予約ですが、今回発売されたのは価格の安い「先得割引」分のみ。もう少し高い「特便割引」や「ビジネスきっぷ」、もっと高い普通運賃は2か月前、つまり7月1日の発売なので、どうしても初便に乗りたい方はまだチャンスはあります。また、翌9月2日以降は普通席でしたら空席はありますので、初日狙いでない方は翌週末狙いで乗られてはいかがでしょうか。

それとA350程話題にはなっていませんが、今年のJALはもうひとつ、国内線用ボーイング787の就航が秋に控えています。こちらの就航日はまだ発表になっていませんし、恐らくこちらにも新シートが使用されると思いますので、通好みの方はこちらを狙っても面白いかもしれません。あるいはA350や国内線用787の投入に伴い、国内線用777の退役が本格化しますから、思い入れのある方は今のうちに乗られた方がいいと思います。こうして新型機投入や旧型機の退役に一喜一憂するのも入れ替え時期に当たる今だからこそ。乗らずに後悔するくらいなら、いっそ乗って後悔してしまった方がいいと思いますし、一種のお祭りですから楽しんでしまえばいいんじゃないでしょうか。A350に乗った時の搭乗記はブログや動画で紹介する予定です。

 

 【6月15日追記】

6月14日にA350の初号機が羽田空港に到着しました。トゥールーズからのフェリーフライトにはパイロット出身の植木会長が同乗し、羽田空港では整備士出身の赤坂社長らが出迎えて、植木会長から赤坂社長に紙製のログブック(航空日誌)を手渡すという「演出」も(実際にはA350のログブックは電子化されており、紙製のログブックは使わないそうです)

植木会長は初号機の出発までに機内や機体を見ないように努めてきたそうですが、それを知ってか知らずか、他の役員が「ネタばらし」していたそうです(笑)このエピソードだけでもJAL社内でもお祭りムードなのが分かります。

 

www.aviationwire.jp

 

機内やシートなどは20日に公開されるそうです。JAL本体としては787以来の新型機ですし、全席シートモニターやシートも一新されるようですので、今から発表が楽しみです。植木会長のように搭乗日まで事前情報を入れずに楽しみに待つという選択肢もありますが、多分我慢できずに見てしまうだろうなあ・・・

 

【6月21日追記】

やっぱり我慢できませんでした(笑)

 

6月20日に機内が公開されたA350ですが、その出来栄えは中距離国際線用と言ってもいい位手が加えられたものでした。やはりシートは新開発の物で、事前のアナウンス通り全席シートモニターや充電設備が設けられている他、ファーストクラスではマッサージ機能を装備し、モニターでは垂直尾翼に取り付けられた機外カメラから外の様子も見られるなど、国内線専用機にしては装備が凄すぎます。さらに飛行時間の短い国内線だとビデオプログラムが視聴途中で到着して見れなくなる事も多々ある事を考慮し、中断時に発行された8ケタの番号を次回搭乗時に打ち込むと続きが見れるという機能も付けるなど、細かいところに手が届くサービスもやっています。


trafficnews.jp

 

www.aviationwire.jp

 

 JAL本体としては787以来久しぶりの新型機であり、旧JASのA300を除けば初めてのエアバス機と言う歴史的な機種でもありますから、シートや設備も力を入れてくるだろうと思いましたが、正直言って予想以上でした。恐らく今後導入される国内線用787もこれに準じた設備になるでしょうし、国際線用のA350-1000型もシートやサービスは相当力を入れて来るのではないかと思います。

最近のJALとANAの競争は、少なくとも国内線に関しては価格競争からシートモニターや機内WiFi、上級クラスなどのサービスクオリティ合戦にシフトしている感があります。価格競争ではLCCに分がありますし、フルサービスキャリアが値下げ合戦をやってもブランド価値の毀損を招くだけ。サービスの質を高めて価格以上のクオリティを提供するのがフルサービスキャリアの戦い方だと思いますし、そう言う意味では今回のJALのやり方は正しいと思いますし、期待以上のものを出してきたなと思います。9月1日に乗るのがますます楽しみになって来ました。

 

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マロウドインターナショナル成田の滑走路ビューが素晴らしすぎた

5月5日に東京に行ってきましたが、宿泊先は東京都内ではなく、なぜか成田空港で取りました。その理由は「マロウドインターナショナル成田」の高層滑走路側確約ランウェイ16プラン。このホテルに滑走路ビューの部屋がある事は知っていましたが、まさかゴールデンウィークの時期に空いているとは思っていませんでした。という訳で東京での用事を済ませた後、一路ホテルへと向かいました。

 

www.marroad.jp


 

ホテルに到着したのは16時半頃。チェックインした後に気付いたんですが、通常だと15時チェックインなのにこのプランだけ13時チェックインだったみたいです・・・他のプランよりも高額なのはこの辺も理由の一つなのかも知れません。だとしたらちょっともったいない事をしましたね・・・次は13時ちょうどにチェックインするか。

 

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部屋は12階のセミダブルでした。で、肝心の部屋なんですが、あまりの滑走路ビューぶりに興奮して部屋の写真撮るの忘れてました・・・ちなみに部屋からは滑走路だけではなく京成電鉄の線路も見下ろすことができます。

 

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では、この滑走路ビューで撮れた航空機の数々をご紹介しましょう。なお私は撮影技術、機材とも素人レベルですので、写真の質については余り期待しないでくださいw

まずはアメリカン航空のボーイング787。去年さくらの山に来たときはデルタとユナイテッドはバンバン撮影できたんですが、アメリカンだけは第二滑走路着陸、離陸もタイミングが合わなかったので撮ることができなかったんですよね。1年越しでようやくアメリカビッグスリーを押さえることができました。

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続いてエミレーツ航空のA380。これは去年も撮影できたんですが、滑走路間近だとその大きさはけた違いですね。

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タイ国際航空のA380とエアタヒチヌイのA340。距離があるとは言え、同じエアバス機でもその大きさの差は歴然。ちなみにこのエアタヒチヌイの成田~パペーテ線は週二便の運航ですが、就航地自体も成田、オークランド、ロサンゼルス、パリの4都市だけで、日本はもちろん、アジア全体でもこの機体が見られるのは成田だけと言うレア機材です。さらに言えばエアタヒチヌイのA340も今年から787に順次置き換えられる予定ですので、個人的に貴重なショットになったとニヤニヤ。どうでもいい事ですが個人的に好きな旅客機はボーイング757とエアバスA340。747やA380のような巨大な飛行機も好きなんですけど、スマートな機体の方が好きなんですよね。

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キャセイパシフィック航空のボーイング777-300と747-8F。キャセイ自体は成田のほかに羽田、中部、関西、千歳にも就航してますし、成田からは直行便4往復、台北経由2往復の合計6往復が飛んでますから珍しくもなんともないのですが、こうやって2機が並ぶ光景、それも旅客便と貨物便が並ぶのは日本では珍しいのではないでしょうか?ちなみにキャセイパシフィックのボーイング747-400は2016年に退役してますが、貨物機に関しては747-8Fに置き換わり当分安泰。この下の画像で紹介する日本貨物航空の747-8Fと合わせ、貨物に関してはまだまだ747は現役の様です。

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明けて5月6日、日本貨物航空の747-8Fとマレーシア航空のA350。これも撮った後で知ったのですが、マレーシア航空のA350はこれが日本初就航だったようで、何気に初就航機材をゲットしてしまったみたいですw

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フェデックスのMD-11Fの着陸。旅客型からは全機引退して久しいMD-11ですが、貨物型はまだ現役の機材が多いです。が、生産中止から20年近くたつ機体ですから、その貨物機からも退役する機体が出ているようで、成田にもいつまで飛んでくるかは分かりません。恐らく日本で撮れる最後の三発大型ジェット機になると思いますので、撮れるうちに撮っておきたい機体です。

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そして、今回の成田訪問で最大の目的だったのがデルタ航空のボーイング757。この機種自体が日本ではレアな機体ですが、2003年ころからノースウエスト航空が成田発のアジア路線用に757を常駐させて定期運用した事で、成田では757の撮影が比較的容易となりました。デルタ合併後も757の常駐は続き、グアム、サイパン、パラオ路線に使用されてきましたが、今年に入ってこれらの路線が相次いで運休となり、この日のサイパン線を持って成田でのデルタ757使用路線は消滅してしまいました。この部屋を撮ったのも最後にどうしてもこの機体を撮影したかったからで、無事目的を果たすことができたのは良かったです。

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ANAの767とのツーショット。757と767は操縦資格を共通化した初めての機種ですが、こうして並べると似ているようないないような。

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そして定期路線最後のテイクオフ。残念ながら離陸の瞬間は窓の向こう側になってしまったので撮影することはできませんでした。でも最後にデルタの757を見ることができて良かったです。ここ数年、デルタの日本路線の運休、撤退が相次いでいますが、ノースウエスト時代から日本とアメリカの空の懸け橋になった会社、お願いだから全面撤退だけはしないで・・・

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デルタの757を見送ってから少ししてチェックアウトの時間になったので泣く泣く退出。ちなみにチェックアウト時間も11時ですので、滑走路ビュープランを使えば22時間は滞在できる計算です。この滞在時間の長さと間近に航空機が見える絶景ぶり、大浴場やスポーツジムの利用券が付くことを考えると「リピート率ナンバーワン」のプランなのも納得です。ホテル内もコンビニやレストランなど最低限の飲食施設もありますし、空港や成田市内への無料バスも出ていますし、東京駅からも直通の高速バスがありますから、空港利用者だけでなく、飛行機撮影が目的でも十分すぎるくらいの環境の良さです。

ただ、今回は滑走路ランウェイ16に近い部屋で、航空機の着陸が多かった時間帯だったのが幸いでした。翌朝はホテルの反対側の第二滑走路の着陸が多かったですし、確か冬場は離着陸の方向が反対だったので、必ずしも今回のように撮影三昧となるとは限りません。ですがそれを考慮してもホテルからの飛行機撮影にはこれ以上ないくらいのロケーションであることには変わりありません。

 

これはまたリピートしたいなあ・・・もちろん今度は13時チェックインでたっぷり粘ります。その前に撮影技術と機材を何とかしろ

 

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ANA319便(羽田〜富山)搭乗記 〜人生初プレミアムクラスを堪能!が、雪の為・・・〜

2017年12月12日(火)、羽田で4時間の乗り継ぎ時間を過ごした後、富山行きのANA319便に搭乗します。羽田~富山間はプレミアム特割でも16,890円と比較的安い料金でしたので、思い切ってプレミアムクラスで予約しました。同じ便の普通席の特割が12,890円でしたから、差額の4,000円でラウンジ利用、優先搭乗、広々シートに食事とアルコールがつくのならかなりお得じゃないでしょうか?新幹線と比較しても東京~富山間のグリーン車料金とほぼ同じですから、そう考えると新幹線のグリーン料金でグランクラス並みの待遇がゲットできると考えると、結構な乗り得です。

 

ちなみにプレミアムクラス利用の場合、国内線ラウンジが無料で利用できますのでそこでしばらくPCを立ち上げて写真の取り込みや動画の編集などをしていました。

 

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麦スカッシュを飲みながら(笑)

 

さて、時間になりましたので搭乗しましょう。プレミアムクラスは優先搭乗の対象なので権利を行使させて頂きました。でも何故か案内放送ではプレミアムクラスも優先搭乗の対象だとは言わなかったんですよね・・・

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通常、この便の機材はボーイング737-800型なのですが、この日は私の動画でも以前取り上げたボーイング737-700型に機材変更されていました。ANAの737-700型についてはこちらの記事もご参照ください。

 

www.meihokuriku-alps.com

 

先日のANAの機内Wi-Fi無料化でも737-700に関しては対象外となっていましたので、ひょっとしたらこの機種は早晩退役になるかも知れません。そう考えるとこの機種に乗るのはこれが最後になるかも知れませんね。

 

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シートは普通席とは比べ物にならないくらい広さです。737-700の場合、プレミアムクラス導入時にシート交換されたものなので、ある意味最古の?プレミアムクラスとも言えます。とは言っても座り心地は快適そのものですし、ブランケットとスリッパも用意されてるので普通席との格差は歴然。出発前にはわざわざ担当のCAさんがあいさつに来ました。そんな待遇受けたことなんて全くないのでアワアワになりましたw

 

 そんなわけで無事離陸。窓からは東京の奇麗な夜景を見ることができました。これも航空機の醍醐味ですね(画像は機内の映像が映りこんで大してきれいに見えませんがw)

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ベルト着用サインが消え、機内サービス開始。11月からプレミアムクラスの食事内容が変わり、幹線ではきちんと器に盛られた料理が提供されるようですが、富山線ではそんな時間的余裕がないのでほぼ従来通り。ですが「らかん亭」監修のメニューはかなりお上品な味で、短時間で食べられるよう、コンパクトにまとまっていながら十分なボリュームで満足感は高かったです。

お酒は日本酒の「十六代」をチョイス。2月からは富山の地酒が出るようなので、できればそっちを飲みたかったのですが・・・

 

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と、初めてのプレミアムクラスを思う存分堪能しているように見えますが、実はこの日は富山県は雪が降っており、このフライトも悪天候の場合は羽田に引き返す「条件付き運航」。前日の同じ便は富山空港に降りられずに羽田に引き返しており、明日から仕事の私にとっては内心ヒヤヒヤものでした。離陸から1時間近くたってもまだ降りる気配はなく、その後のアナウンスで富山空港の滑走路に雪が積もり、除雪のため着陸を待っていることが判明。「これはマジで羽田引き返しかな・・・」と半分覚悟していました。

 

その後、滑走路の除雪が終わって富山空港へ着陸するとのアナウンスがあり一安心。ですが飛行機が着陸し、止まるまではまだ安心できません。当初の予定から大分遅れた19時50分過ぎ、飛行機はなんとか着陸し、羽田引き返しはなんとか免れましたw

 

心臓に悪いフライトでしたが、結果的には長くプレミアムクラスを堪能できました。初めてのプレミアムクラスは快適そのもので、普通席との差は歴然でした。幹線のプレミアムクラスは普通席との価格差が大きいケースが多いですが、羽田~富山線の場合は新幹線との競争関係がある上に航空機は劣勢なので、比較的安い料金で販売されています。休日は普通席の割引運賃が安くなるのでプレミアムクラスとの価格差は大きくなりますが、逆に平日は相対的に価格差が縮まりますので、お財布に余裕があるのならプレミアムクラスという選択肢はアリだと思います。

上級会員であればアップグレードポイントでプレミアムクラスへのアップグレードも可能ですし、ラウンジも使い放題。今回のプレミアムクラスでその世界を垣間見えることができました。

 

・・・これは修行してでも上級会員になろうとする気持ちが分かりますわw

 

ANA462便(那覇〜羽田)搭乗記〜ネットに繋ぐだけが機内WiFiじゃない!〜

12月12日(火)富山に帰る日になりました。帰りは羽田経由なので、まずは11:35那覇発羽田行きのANA462便に搭乗です。ANAの那覇〜羽田線は本数が多いですし、乗継の富山行きは18時発なのでもっと後の便でもよかったんですが、羽田で初ラウンジを堪能したかったのとこの便が一番安かったのでw

 

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機材はボーイング777-200型。JALでは幹線でも少なくなりましたが、ANAでは幹線はもちろん、地方路線でもバンバン飛ばしてます。ANAは777-200は国際線用のER型も含め全機が国内線での運用ですが、JALは初期導入の777の退役を進めている上にER型は国際線で飛ばしてますから、国内線での遭遇率はANAの方が格段に上です。

以前は富山空港でも777が飛んでいたんですが、北陸新幹線が出来てからはまず来なくなりました。小松の方はたまに機材変更で来る事もあるんですが・・・

 

 さて搭乗です。今回は機内WiFiにスポットを当ててみたいと思います。今年6月にJALが国内線機内WiFi無料で話題となりましたが、ちょうど今日ANAも来年4月からの機内WiFi無料化を発表したので。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171220-00010004-norimono-bus_all

 

で、どうしてもWiFi無料化に目が行きがちですが、今のANAでもお金を払わずとも出来る事は結構あるんですよね。

まずは動画サービス。対象は限られますが、人気ドラマやバラエティ、ANA独自のプログラムなどが見られます。さらに電子書籍や音楽、ルートマップも見られ、さながら国際線の座席モニターの簡易版と言った感じです。1〜2時間程度の国内線ならこれで十分なんじゃ?

 

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行きのソラシドエアといい、ANAといい、機内エンターテインメントはスマホなしじゃ十分に楽しめない時代になって来ました。これからの航空業界はデジタルコンテンツの充実やネット環境の有無がものを言う時代なのかも知れません。

そうなるとネット環境のない機材との格差は広がる一方。ANAも全ての機材がWiFi対応ではなく、787-8や777、767、737-800にも未対応の機体が存在します。また、737-500やA320ceoなどの古い機体は改修対象外なので、これらの機体はサービス格差解消の為、退役が早まるかも知れません。

さらに、DHC8-400も機内コンテンツは見れますがネットはなし。あと何故かそんなに古くない737-700も機内WiFi対象外の機材です。

 

・・・と言う事は737-700はWiFi対応にせず、早めに退役させるって事なんでしょうかね?いずれにせよ、JALとのサービス競争の観点からも早めのWiFi対応を望みたい所です。そのうち、WiFiがないってだけで敬遠される時代になるかも知れませんしね。