〜Aviation sometimes Railway 〜 航空・時々鉄道

航空や鉄道を中心とした乗り物系の話題や、「迷航空会社列伝」「東海道交通戦争」などの動画の補足説明などを中心に書いていきます。

2018年に投稿した動画(迷航空会社列伝・東海道交通戦争)を振り返る(1~4月)

2018年も残すところあと2日となりました。今年も当ブログ及びYouTube、ニコニコ動画での私の動画をご覧頂き、本当にありがとうございました。今年の初めに立てた目標の結果と懺悔等については年明けにやるとして、今年投稿した動画を振り返っていきたいと思います。

 

2018年に投稿した動画は迷航空会社列伝24本、東海道交通戦争4本の合計28本でした。昨年よりも少なくなってしまいましたが、これは東海道交通戦争の方は昨年は以前の投稿分のリメイクがほとんどだったので量産が可能だったのと、今年の9月から会社の異動で職場が変わり、通勤時間が大幅に伸びて動画作成に廻せる時間が減ったのが原因です。内容的にも国内の航空会社や、登録記号や空港などの特別編の割合が増えているかなと思いますし、来年はまた海外の航空会社にシフトしようかな・・・

とりあえず、今年もアップした動画を原稿の文字数と合わせて振り返ってみたいと思います。アップ日については基本的にはニコ動とYouTubeのうち、先にアップした日で紹介し、続き物の動画については今年最初に投稿した日のみを記載します。

 

1月8日 迷航空会社列伝 USエアウェイズ(全4回、原稿文字数17,573文字)


【前編:成り上がり会社の誤算】迷航空会社列伝「買収攻勢の馴れの果て」USエアウェイズ

この会社についてはコンチネンタル航空との対比と言う意味だけでなく、アメリカ航空業界の特徴も言える「合併を繰り返して強大化」した航空会社の代表例ともいえる会社だったので前々から取り上げたいと思っていました。合併で強大になり、自らも合併で他の会社に呑まれ、最後は合併で自らのブランドを捨てることで名門アメリカン航空のブランドを手に入れた、良くも悪くもアメリカの会社らしいと言えるUSエアウェイズ。その歴史は「航空会社版わらしべ長者」と言えるかもしれません。

 

1月20~24日 航空各社運航計画(3本分、原稿文字数5548文字)


【ANAグループ編】迷航空会社列伝特別編・2018年航空各社運航計画


【JALグループ編】迷航空会社列伝特別編・2018航空各社運航計画


【スカイマーク・エアドゥ・FDAなど】迷航空会社列伝・各社運航計画2018

 

初めての試みとして毎年1月中旬に発表される航空各社の運航計画の内容をまとめた動画を作ってみました。迷列車の方で他の方がJRのダイヤ改正内容を紹介する動画を作っていたので、航空版をやってみたいなと前々から考えていましたので。各社のプレスリリースを纏めて原稿を作るのでそれほど内容を練る必要もないので、やってみると案外サクッと作れるもんですね。来年はANAはA380就航と成田~ウィーン、パース線の就航、JALはA350と国内線用787、成田~シアトル線就航が予定されていますので、注目ポイントが多い内容になりそうです。発表されたらすぐに作りたいと思います。

 

2月5日 ANAグループ中期計画(原稿文字数不明)

もう一つの試みとしてANAの中期計画をまとめた動画を作ってみました。運航計画の動画が好評だったので2匹目のどじょうを狙ったものでしたが、USエアウェイズの続きを後回しにしてまで作ったこともあって、そこまでの反響はありませんでした。せめてUSエアを完結させてから作ればよかったと反省。

 

3月11日 迷旅客機列伝 ボーイング757後釜戦争(原稿文字数4693文字)


迷旅客機列伝「~帯に短したすきに長し?~ボーイング757後釜戦争」

 

YouTube限定で出した動画です。

ボーイング757の動画自体は別の方が解説していたのですが、近年その757が大西洋路線で重宝され、後継機開発を求める声が大きくなっているというニュースを目にし、「何でとっくに生産中止になった757が再注目されてるの?」という疑問から作りました。

調べてみると757ってサイズもそこそこ、短距離路線から大西洋路線までこなせる上に需要の低い中長距離路線には最適なオールマイティな機体だったんですね。特に航続距離的には737NGやA320シリーズは微妙に大西洋横断ができないので、その「あとちょっと」の壁が757の後継機を求める航空会社と大した需要はないから作りたくないボーイングとの対立の火種になっていました。

 

一方のエアバスA321LRの方ですが、この動画のアップ後、ピーチとジェットスターが発注を決めた事で日本にも就航することが確実になりました。機体のキャパ的にも航続距離的にも757と同等なので、今後も順調にセールスを伸ばしそうです。以前の記事でA321LRを買う可能性がある会社としてピーチとジェットスタージャパンの名前を挙げましたが、その通りになって「予想が当たった!」と密かにガッツポーズしたのは秘密です(笑)

 

www.meihokuriku-alps.com

 

ボーイング797の方はまだローンチ前な上に機体の最終スペックも決まっていないので具体的な発注の話はありませんが、767クラスの機体になるならANAやJALも手を出すのではないかと思います。今年には具体的なスペックが決まると思いますので、要注目です。

3月23日 迷航空会社列伝外伝 登録記号狂想曲(原稿文字数4312文字)


迷航空会社列伝・外伝「登録記号狂奏曲~急成長が招いたJA8000番台の迷走~」

航空機の登録記号にまつわるゴタゴタを書いた外伝。一度登録された記号は二度と使われないという原則がある限り、いつかはパンクするものなのですが、80~90年代の航空業界の急拡大がその寿命を早めたとも言えます。それだけ日本の航空業界が大きくなったとも言えますが・・・

2018年末現在、JA8000番台の残りはANAグループが21機、JALグループが22機の合計43機。但し、来年3月までにはJA8000番台が残るJTAの737-400が退役、2019年度はANAの737-500とJACのサーブ340の退役が予定されていますし、JALのA350就航でJA8000番台の777の退役が予想されますので、来年はJA8000番台の旅客機は一気に数を減らすのではないかと思います。最後まで残るJA8000番台の旅客機はどれになるのでしょうか?

 

3月31日 迷航空会社列伝 モナーク航空(原稿文字数4505文字)

昨年10月に破産してニュースにもなったモナーク航空について取り上げました。イギリスでは老舗の航空会社だったようですが、日本では全くなじみのない会社で、恐らく破たんのニュースがなければ存在すら知る事はなかったという人も多いのではないでしょうか(かく言う私もその一人です)。同じ年に突然破産して旅行に行けなくなったり、現地に取り残された人が続出して社会問題になった「てるみくらぶ」を連想した人も多かったと思います。幸い、月刊エアラインなどでモナーク航空を取り上げた記事がいくつかあったので、タイムリーさもあって取り上げることにしました。

 

以上、1月~4月にアップした動画を振り返りました。次回は5月~9月に出した動画を振り返ります。

 

・・・と言うか今年こそ年内に全部終わるかな(汗)